人間の歴史の中で、「峠」は人々の前に立ちはだかる要害であり、且つ両側を結ぶ架
け橋でもありました。しかし近年の社会変化、特に交通の変革によって嘗ての役割も色褪せ、無用の遺産のように忘れられ打ち捨てられている峠も多く見られます。
いま「峠」はその存在意義までも失われかけているのです。
■ 目的 : 「峠プロジェクト」は、見捨てられつつある峠を新しい観光に活用すべき「資源」と位置づけ、「人と峠の関わ
り」を多面的に研究して、固有の歴史と眠れる資産を蘇生させ、地域が誇れる新しい「峠文化」の創成を目指します。
当プロジェクトは、北陸新幹線・高速道開通で天下の名峠「碓氷峠」が「廃峠」の運命を与えられたかに思われた1994年、その行く末を憂い発案されました。碓氷峠周辺と浅間山麓地域、そして峠に囲まれている信州を発信地として、全国・全世界へと峠たちをつなげていこうという取組みです。
■研究 : 「峠」が持つ多面性に着眼し、広い分野を横断的に研究します。
地形学、考古学、地誌学、生物学、鉱物学、気象学、人類学、言語学、宗教学、民俗学、歴史学、交通学、美学、文学、演劇、音楽、絵画、工芸、民芸、産業など
■開発 : ハコモノ開発でなく、峠を自然と人間の共生舞台として活用する利用技術(ソフト)の開発です。
・ 地域興し / 地場に固有な資源の蘇生は地域の誇りを回復させ、地方分権の潮流に合った本来の地域興しとなります。
・志向 / 地球環境保全・治山治水の具現・健康生涯学習を志向します。
・ 手法 / ITを活用し、多くの知恵者の参画を募ります。
■目標 : これからの時代 本物志向・スローライフ志向に合った、新しい視点による「観光産業」を創出します。
・自分探し・自らの生涯学習・自己実現・・・このような個人の願望に応える場づくりこそが、これからの観光産業を育てる基盤となります。
キーワード : 「観光」から ⇒ 「感行」へ
受動型「観光」から 自ら感じ自ら行う能動型「感行」への進化
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